喪失感との戦い

2005年3月20日 日常
愛犬が亡くなって1日が経ちました。
今の頭の中はまだ「居るのが当たり前」状態なのですが、
徐々に「居ないのが当たり前」に切り替えていかなければなりません。

朝、パンを焼いた時、いつもオーブントースターの「チン!」という
音が聞こえると、翔はもの凄く鳴いていました。
今朝、パンを焼いてトースターの音が鳴った時とても静かだったので、
ふと「何で今日は鳴き声が聞こえないんだろう?」と思った自分が
そこにいました。

人間は「当たり前」の状態をなくした時、もの凄く弱いんじゃない
かと私は思っています。
いつも隣に居てくれた人が突然居なくなる、大切にしていたものを
なくしてしまう…
居て「当たり前」、持っていて「当たり前」の状態が突然消え去った
時、もの凄く慌てふためき、人は弱ってしまいます。
そして、時間をかけて喪失感を克服し、次の「居なくて当たり前」や
「持っていなくて当たり前」の次の新しい状態に自分をもっていくん
だと思っています。

街でよく見かける「限定」という言葉は、すごく人間の心理を突いて
いますよね。
ある一定の時期や限られた店舗にしかないという、「当たり前」が
常態ではないから、人は必要以上に「限定」の言葉に縛られてしまう。
私も、よく踊らされているような気がします。
でも、いつも一緒に居てくれる人や、いつも持っているもの等
「当たり前」の状態になっている事にも日々感謝し、有り難みを
忘れちゃいけないなと改めて思いました。

コメント

JYO

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